蛍光灯器具の電線が溶けていた…

更新日:2016年10月5日

住まい

平成27年度

相談内容

5年ほど前に購入した、天井直付け型の蛍光灯器具の蛍光管が切れたので、交換しようと蛍光管を外したところ、蛍光管につながる電線が溶けていた。
このまま使用して、火災などの事故になると心配なので原因を調査してほしい。

テスト結果

現況

相談者からサークライン2灯用の天井取付け型の蛍光灯照明器具が持ち込まれました。

調査

1 目視検査
器具のカバーを外して、器具内部の状況の確認を実施したところ、外管(27W)にインバータから接続されるリード線が、本体側から突き上げるように内管と接触しており、接触部のリード線の表面に溶けた跡があるのを確認しました。

2 動作試験
器具に電源を接続して、動作試験を実施しました。試験は、実際に部屋で使用されていた環境に近い条件で行い、電線の接触している部分の温度を測定しました。
その結果、90℃まで上昇することが分かりました。

結果

調査の結果、電線が蛍光管に接触していたことによって電線の被覆が加熱され、被覆が溶けたものと推定されました。
電線が蛍光管に接触した時期について、購入時にすでに接触していたのか、使用中における管球取替え時に付いたものかを特定することはできませんでした。

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