消費者教育コーディネーターの活動

学校への消費者教育

正木小学校(中区)に行ってきました

9月14日 第3時限
正木小学校(中区) 特別支援学級3年・6年3年:遠足のお菓子を楽しく買おう。
6年:修学旅行のお土産を楽しく買おう


特別支援学級の児童は6年生、3年生、1年生の3人。約2週間後の修学旅行に向け、6年生のために修学旅行のおみやげを買う授業の支援を依頼されました。そこで、コーディネーターの一人が6年生に修学旅行のおみやげを買うプログラムを実施し、別のコーディネーターが別教室で3年生、1年生に遠足のお菓子を買うプログラムを同時進行で行うことにしました。二つの教室の間の廊下に「みやげ店兼お菓子屋」の共同店舗を設置し、同じタイミングで買い物体験ができる構成にしました。
修学旅行のおみやげを買う授業は、はじめに「だれに、何を買うか」発表してもらいました。買い物の目的をはっきり意識させるためです。「デイサービスの職員さんにお菓子」「学童のスタッフさんにキーホルダー」とはっきり自分の考えが言えました。
買い物体験では、お菓子の値段や個数を確認し、職員さんの人数15人分が足りるかどうか、考えて買うことができました。
一品ずつではなく、一度に計画通りの7個のおみやげが買えました。ところが、教室に戻り、こづかい帳を使って、買った物と残りのお金を確認してみると、お釣りが足りません。そこで、レシートを確認するように促すと、キーホルダー1個分の代金が余分に打ちこまれていました。そこで、レシートと品物を持ってお店に行き「間違っていました。もう一度計算してください」と店員に言う挑戦をしました。何度もセリフを確認し、しっかり店員に伝えることができました。

遠足のお菓子を買う授業は3年生・1年生の2名の児童と行う予定でしたが、1年生の児童が欠席したため、3年生の児童とのマンツーマンの授業になりました。
最初に、「この前は300円を持って好きなドーナツを買う練習をしましたね。今日は300円で遠足のお菓子を買う練習をします。」と、前回の授業の振り返りと今日の授業の内容を伝えました。
財布とワークシートを配布し、買い物に行く前に財布の中のお金を確認しました。財布から1個ずつ丁寧に出し100円玉2個と10円玉10個を並べました。前回は100円玉のみの買い物でしたが、今回は2種類の硬貨を用いて両替の学習もしました。補助教材を用いて100円玉1個に“変身”することを見せると、とても関心を示しました。どうやらお金が“変身”することに驚いたようです。
廊下に設置された「みやげ店兼お菓子屋」さんでは、先に6年生の児童が修学旅行のお土産を選んでいました。6年生がどのように買い物をするのか、その様子を見学して自分の番を待ちました。
いよいよお菓子を買います。1つずつお菓子を手に取りながらパッケージと値段を確認し丁寧にカゴに入れます。レジで200円の支払いを済ませ、買ったお菓子とレシートを受け取り教室に戻りました。
教室では買ったお菓子と個数、残ったお金を確認し、ワークシートに記録し発表しました。
「お気に入りのお菓子はどれかな?」とたずねると、「おすし屋さんのグミ」と答えました。「見たことのないお菓子だから、今度お母さんと買いに行く」と、買い物に関心を持ってくれました。
「300円でお菓子が4個買えた!」と楽しく買い物ができました。

コーディネーターよりひとこと

今回は1対1で対応できたため、子どもの反応に合わせて授業を進めることができました。6年生は、買ったおみやげと残ったお金が合わなかった時、「この電卓壊れてる」と言っていました。店の人が間違えるはずはないと思っていたのでしょう。買い物を終えた後で「振り返り」をすることの大切さやレシートの役割を身をもってとらえることができたと思います。
 3年生は財布の中のお金を確認する場面で、硬貨が12枚あることは分かったのですが、金種の違いに着目することができませんでした。表に10円硬貨10枚、裏に100円硬貨1枚貼ってあるシートを使って「硬貨の変身」について説明しました。2回目の買い物では、1回目の買い物で残った10円硬貨10枚を使って、100円のポテトチップスを買うことができました。
6年生も3年生も2回買い物をしたことで、残ったお金で何を買うことができるかを考えることができました。段階を踏まえた指導を継続していくことの大切さを感じました。