消費者教育コーディネーターの活動

学校への消費者教育

矢田小学校(東区)に行ってきました

1月30日 第2時限
矢田小学校(東区) 特別支援学級「お金をはらって 買い物をしよう」
「買い物名人になろう」


打合せを兼ねて授業参観したときに、ちょうど買い物の学習をしていました。多めに払ってお釣りをもらう学習でした。店のレジも児童が担当しており、10円を5個渡したときに、先生が「50円玉を渡してあげたら。」と声を掛けました。今までの授業では、理解しやすいように1円10円100円というように位が1つずつ上がる硬貨を取り上げていましたが、この子たちは50円についても理解できると考え50円硬貨の特徴や価値についても取り上げることにしました。
10円50円100円の特徴をとらえた後で、50円で1個10円のお菓子が何個買うことができるかを尋ねました。4年の児童ははじめ自信なさそうに「2個」と答えていましたが、お菓子と10円硬貨とを対応させて数えて5個買うことができることをとらえました。そして、100円では何個買うことができるかを尋ねると、自信をもって「10個」と答えることができました。
いよいよ待ちに待った買い物体験です。100円3個、50円2個、10円10個、合わせて500円入った財布を配りました。1回目は好きな物を1つ買いました。4年の児童はショートケーキを買って100円2個10円7個を使ってちょうどの金額を払いました。5年の児童は、ロールケーキを買って、100円1個50円1個10円3個を使ってちょうどの金額を払いました。
2回目は、お菓子とパンを1つずつ買いました。4年の児童はメロンパンとクラッカーを買って110円ちょうどの金額で払いました。5年の児童はサンドパンとポテトチップスを買って280円を払いました。
二人とも正しくお金を払って楽しく買い物ができました。財布の中に残っているお金も計算通りでした。

打合せで、買い物をしていて困ったときに、どのように対応したらよいかを学ばせたいというお話がありました。そこで、3時間目は、①店の人がお釣りをまちがえた時。②買いたい品物が店にない時。③店の品物を落としてしまった時を想定し、どうしたらよいかを考え練習しました。
①の練習では、「お釣りが足りません」とはっきり言うことができました。50円と100円を勘違いして店の人がお釣りを多く渡したときには、「お釣りが多いです。お釣りは10円です」と正直に言ってお金を返すことができました。
②の練習では、食パンを買いに来て、売り切れていることに気付いた時には、「食パンはありませんか」と店の人に尋ね、奥から出してもらったり、「しばらく時間がかかりますがどうされますか」と聞かれたときに「待ちます」と答えたりすることができました。
③の練習では、店の品物を落としてしまった時に、店の人に謝り品物を交換してもらうという設定でしたが、「給食でパン落としたら、交換するパンないよ」というご指摘がありました。店で練習するときに、「正直に言えたね。交換するのは今日だけだよ。今度からは買ってもらうよ。」と言って新しいパンを渡しました。
2時間続きの授業でしたが最後まで集中して学習することができました。

コーディネーターよりひとこと

お店の商品は、お菓子だけでなく、ケーキやパンのレプリカを用意しました。色鮮やかなケーキやふわふわの質感のパンを前に、「これが買いたい」「あれがほしい」という意欲を高めてもらえればと考えました。児童は1回目、2回目と買い物を成功させると、どんどん自信が表情に表れてきました。
困ったときの対応の授業は今回初めて取り組みました。最後に「買い物名人認定証」を授与すると、児童2人はまっすぐなまなざしを向けてくれました。「自信は力」という言葉を実感した授業でした。