金銭教育

くらしの情報プラザでは子どもから大人まで幅広い層を対象に金銭教育をおこなっています。
今までの実施例をご紹介します。

マネーブック
くらしの情報プラザが作成したオリジナルマネーブックを使って講座をしています。
オリジナルマネーブックについてはこちら

くらしのゼミナール「金銭教育」について くらしのほっと通信No.56号3頁PDF形式 3.7MB)

1. 小学校低学年を対象にした「模擬店舗を使った買い物体験」

●「食品サンプルお買い物!ピザを作ろう」

ピザのトッピングの材料を考え、食品サンプルが並ぶ“ハッピーストア”へ買いに行く体験を通じ、親子でお金について考えるプログラム。

買物ゲーム

予算内で食材を選び、最後に出来上がったピザを発表します。

●「食品サンプルお買い物!ランチを作ろう」

家族と一緒に昼食を作るため、献立に応じて必要な材料を模擬店舗で買うという体験を通じ、親子でお金について考えるプログラム。

買物ゲーム

3つの献立の中から1つを選択し、セール品や類似品などに惑わされずに、必要な量を予算内で購入します。
金銭教育は継続した取り組みが必要なため、ご家庭でも、おこづかいのやりくりや日常の買い物、家族旅行などを利用して、金銭感覚を養う機会を作ることが大切です。そのきっかけとなるよう、親子でお金の使い方や、おこづかいについて考えます。同時に、商品を選択する際のポイントなども学びます。

2. 小学校高学年を対象にした「おこづかいゲーム」

じゃんけんやくじ引きを交えたゲームの中で、買い物、寄付、貯金などを行いながらお金をやりくりし、計画的にお金を使うことの大切さを、親子で考えるプログラム。同時に、こづかい帳のつけ方や、消費支出(おこづかいはどこから来るの?)、電子マネーの注意点などについても学びます。

ゲームの中の8つのアクションを通して、おこづかいをやりくりします。

おこづかい(1,000円)をもらうところからスタート。最初に、おうちの人へプレゼントしたいものを決めておきます。

じゃんけんゲームをしながら、欲しいものや必要なものを買ったり、お手伝いをしておだちんをもらったり、商品券がもらえるくじ引きに参加したり・・・1か月間、お金をやりくりします。こづかい帳に記入しながら進めます。

最後に残ったお金で、おうちの人へ誕生日プレゼントを買います。ゲームの最初に「あげたい」と思っていたものは、買えたかな?

このゲームは①突然の出費から貯金の必要性を知ること、②計画を立てずにお金を使うと足りなくなる可能性があるため、時には「がまん」が必要だと気付くこと、③千円で何がどれくらい買えるのか、また一ヵ月のおこづかいだけで高額なプレゼントを買うことは困難だと知り、身の丈にあった金銭感覚を身に付けること、なども目的としています。

3. 高校生、大学生を対象にした「クレジットに強くなろう」

学校では学ぶ機会があまりない金利計算に挑戦します。 利息や手数料の計算を実際に行うことで金利感覚を養い、リボルビング払いの注意点などを含め、クレジットの賢い利用の仕方を考えます。併せて、キャッシュレス決済に関する消費者トラブルについても学びます。

4. 知的障害のある高校生・若者を対象にした「お金のトラブルを防ごう」

「街で誘われ、高額な契約を迫られたら・・・」「友だちから、お金を貸してと言われたら・・・」「スマホやパソコンに、お金を払えというメールが来たら・・・」など、お金に関するトラブルをテーマに、ロールプレイングや断る練習を通して、対処法を学びます。
また、お金のトラブルを防ぐためには、金銭感覚を身に付けることも必要なため、ご要望に応じて、身近な物の値段を概数で大まかにとらえる練習問題にも挑戦します。電子マネーなどの、目に見えないお金の注意点もお伝えします。

買物ゲーム

5. 就労を目指す知的障害のある若者を対象にした「お金の使い方ゲーム」

ゲームを通じ、生活に必要な支出の費目を知り、収支のバランスを考え、計画的にお金をやり繰りすることの大切さや、上手なやりくりのヒントなどを学びます。家計管理初心者向けのプログラムです。

じゃんけんやくじ引きなど、偶然の結果により展開することで、「一か月間、無計画にお金を使っていくと、どうなるか?」などを体験

模擬紙幣の支払い、記帳、電卓を使った計算など、各々の得意なことを活かしつつ役割分担しながら、グループごとに協力して進めます。
社会人として生活をすることを想定し、収入の中から家賃・食費・光熱費・日用品費を家族に渡すところからスタート。

買物ゲーム

突然の出費でお金が足りなくなり、焦りの声があがることも。貯蓄の必要性に気付きます。
レシートをもらったり、記帳することで、振り返りができるようにしました。

アドバイザー

このゲームは、親からの自立を目指し、就労して自分で家計をやり繰りする状況をイメージできるように作成しました。「自分でお金を使うこと」には、生活の幅が広がるという利点だけでなく、自分自身で意思決定できるという価値もあります。講座では、「お金は心や生活を豊かにするために使うもの」であることも伝え、日常の中でも、できる範囲でやりくりする練習を続けていくことを勧めています。

6. 就労を目指す精神障害のある方を対象にした「お金と上手に付き合うために」

クイズなどを交えて、「家計のやりくり」や、「お金を預けることと借りること」について、一緒に考えます。また、クレジットのしくみやキャッシュレス決済、金融商品などに関するトラブルを防ぐための情報も、お伝えします。

7. 小学生の保護者を対象にした「家庭でできる金銭教育」

働いて得たお金を上手にやりくりできる大人になるためには、子どもの頃から「おこづかいのやりくり」などを通して、金銭感覚を養う機会を作ることが大切です。
家庭でおこづかいを与えるにあたり知っておきたいことや、お金にまつわるトラブルへの対処法について、参加者と意見交換しながら考えます。

<家庭で学べる図書や展示> 図書の貸し出しはこちら 金銭教育コーナー展示

<関連記事>

くらしのゼミナール!?「金銭教育」 くらしのほっと通信56号2・3頁PDF形式 3.7MB)

親子で考えよう!子どもにとっての「お金」 くらしのほっと通信47号3頁PDF形式 2.2MB)

家庭でできる金銭教育~おこづかいから学ぶこと~ くらしのほっと通信39号3頁PDF形式 1.4MB)

8. 知的・精神障害者の家族・支援者を対象にした「お金をめぐる支援について」

お金をめぐる支援とは、本人の金銭管理を支えることです。お金に関するトラブルを防ぎながら、本人がやりくりする範囲を少しずつ拡げていけるようにサポートすることが目的です。
お金の管理においては、金銭感覚を身に付けることも大切です。「金銭感覚を養うための支援とは」、「お金をめぐる消費者トラブルの防止」など、家族・支援者が本人のためにできること、やっておきたいことなどについて考えます。

  • お金に興味、関心がない
  • レジでの支払いができない
  • 計画的に使えない
  • あればあるだけ使ってしまう
  • ケータイ、スマホのトラブル
  • 電子マネー、クレジットカードの使い方

・・・など、課題は人によってさまざまです。

本人のためにできること、一緒に考えましょう

マネーブック

くらしの情報プラザでは、来館者向け講座をきっかけに、日々の暮らしの中でお金の管理に取り組んでいただけるよう、誰もが使いやすいツールを作成しました。
「こづかい帳は初めて」「計算が苦手」という人も、「家計管理を目指している」という人も、使い道に合わせて自分なりに書き方をアレンジできます。

マネーブック

☆☆こんな工夫をしています☆☆

ステップアップバージョン(金銭管理のビギナー向け)

キャッシュレス社会が進む中、様々な種類の決済サービスが登場し、未成年の間にも普及しています。目に見えないお金も現金と同様に管理する習慣をつけられるよう、電子マネーのページを加えました。

マネーブック

中高生でこづかい帳をつけている人の割合は、2割に満たないとの調査結果がありますが、金銭管理の力を身に付けるために、こづかい帳はとても役立ちます。
アプリなどの便利なツールを活用する方法もありますが、まずはマネーブックに記帳しながら、お金の動きを把握し、使い方を練習してみてはいかがでしょうか?

お金は心や生活を豊かにし、自分の夢をかなえるためのものです。目標の実現に加え、お金のトラブルを防ぐためにも、やりくりする力を付けることが必要です。また、お金の使い方は、より良い社会作りにも影響します。
くらしの情報プラザでは、このマネーブックを使って金銭教育の講座を行っています(マネーブックはくらしのゼミナール受講者や来館者の方に、情報アドバイザーからの利用方法のご案内とともにお渡ししています)。お金との上手な付き合い方を身につけるために、一緒に練習しませんか。

申込・問合先 希望日の1ヶ月前までに、電話または来所にて「名古屋市消費生活センター くらしの情報プラザ」までお申し込みください。
TEL:052−222−9677