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ネットオークションで購入した中古オートバイに不具合があった

相談者:30歳代 男性 給与生活者

ターゲット 若者・一般

相談内容

ネットオークションで「現物・現状渡し、ノ―クレーム・ノーリターン」で出品しているオートバイを購入した。届いたオートバイのエンジンをかけたら異音がしてすぐに止まってしまった。他にもガソリンタンクが錆だらけだった。出品者にメールで不具合を伝え返品を申し出たが「返品には応じられない。ノ―クレーム・ノーリターンと表示していた」とメールで返信がありそれ以降は返信がない。オークション運営会社へも申し出たが「双方で話し合って解決をするように」と言われ対応して貰えない。

対処方法とアドバイス

ネットオークションは「現物・現状渡し、ノ―クレーム・ノーリターン」としているケースが多くあり、不具合が起きた時の返品、返金交渉などが出来ないことが多くあります。
事例では「ノ―クレーム・ノーリターン」で出品されていますが、エンジンが止まるという基本的な走行に関わる隠れた瑕疵については免責されず、出品者は瑕疵担保責任を逃れることはできません。相談者は瑕疵担保責任に基づいて契約解除、損害賠償を請求ができます。
出品者へメールや書面通知により瑕疵担保責任による契約解除を申し出ること、またオークション運営会社へ、出品者との経緯と解除したい旨をメール等で伝えるように助言しました。しかし、多くは、出品者と連絡がつかない、返金されない、オークション運営会社からの協力が得れらないなど、解決は容易ではありません。
ネットオークションは、サイトに記載された説明など、限られた情報だけで入札判断をすることになるので、実際にオートバイの状況を確認せずに購入することは、大きなリスクを伴う、ということを認識しておきましょう。

(最終更新日 平成27年2月11日)

◆ネットオークションのトラブルを防ぐために

ネットオークションは個人間売買が原則ですが、出品者が事業者なら消費者契約法や特定商取引法の適用があります。※特商法「インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン」参照
オークション運営者は「場の提供をしているだけなので、トラブルは利用者同士で解決を」としています。オークションサイトのルールはサイトごとに異なります。利用規約(約款)やガイドラインをよく読み、理解しておきましょう。
万が一トラブルが起きた時のために、オークションサイト上の商品の説明や価格、出品者とのやり取り等は記録として残しておきましょう。

◆ネットオークションのチェックポイント

・規約やガイドラインを守っているか出品内容をよく調べる。
・出品者の評価、過去の取引状況を確認する。
・出品者のメールアドレスや携帯電話番号のほか、住所、固定電話番号などの連絡先も確認し、
 事前に連絡を取れるようにする。
・出品者に関連した振込口座などが、オークションサイトのトラブル報告リストに入っていないか確かめる。
・エスクローサービス(注1)など、取引の安全性を高めるサービスを活用する。
 (注1)出品者(売り手)と落札者(買い手)との間の代金支払いや商品受け渡しを仲介するサービス

関係法令や参考サイト

インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン
http://www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/consumer/tokutei/jyoubun/pdf/auctionguideline.pdf