いわゆる?!健康食品

コアラ博士、こんにちは。
どうしたんじゃ。
お友達から、ダイエットに良いっていうサプリメントをもらったから飲もうと思ってたんだけど、新聞にサプリメントで起きた健康被害の話が載っていて少し心配になったの。
サプリメントって体に良いものじゃないの?
それはちと違うぞ。
「サプリメント」とは元々英語で“補う”を意味する“supplement”からきた言葉で、食事でとりきれなかった栄養素の補給や、健康や美容への効果をうたって売られているものの中で、錠剤やカプセルの形をしているものをそう呼んでおるようじゃが、法令上明確に定義されているわけではないんじゃ。
「特定保健用食品」「栄養機能食品」の表示があるものは、保健機能食品として国が定めた有効性や安全性の基準を満たしておるが、それ以外のものは、単に普通の食品よりも健康によいと称して売られているというだけのことじゃから、過大な期待は禁物じゃよ。
「サプリメント」に限らず、「健康補助食品」「栄養補助食品」「栄養強化食品」「健康飲料」などと呼ばれておるものも、その手合いじゃな。厚生労働省ではこれらを総称して「いわゆる健康食品」という表現を使っておるぞ。
うちのおばあちゃん、高血圧に効くっていう健康ドリンクを飲んでいるけど大丈夫かしら?
医薬品ではないのに「○○に効く」というような効能・効果を表示するのは、薬事法違反じゃよ。
しかし、「いわゆる健康食品」の中にはそのような虚偽誇大広告をおこなっているものが少なくないから注意が必要なんじゃ。
健康志向の高まりで、テレビや新聞等のメディアでも盛んに健康に良いという食品を取り上げておるが、その一方で中国製のダイエット食品により死亡者が出るなど重篤な健康被害も起きておるんじゃ。
利用の際には本当に自分に必要なものかよく考えて、有効性とともに安全性も重視せんといかんな。

PICK UP1

「いわゆる健康食品」の位置づけ

(図解)医薬品とは

保健機能食品 特別用途食品 特定保健用食品 栄養機能食品

PICK UP2

PICK UP3

保健機能食品とは
「健康食品」を含め多種多様な食品が流通する今日、消費者が食品の特性を正しく理解した上で自分の食生活の状況に応じたものを選ぶためには、適切な表示・広告及び情報提供が不可欠です。そこで、厚生労働省は平成13年に一定の規格基準、表示基準等を定めるとともに、消費者に対して正しい情報の提供を行い、消費者が自らの判断に基づき食品の選択を行うことができるようにすることを目的として、保健機能食品制度を創設しました。保健機能食品には「栄養機能食品」と「特定保健用食品」があります。なお、保険機能食品に関する業務は、平成21年9月1日に厚生労働省から消費者庁に移管されました。

PICK UP4

特定保健用食品とは

身体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含み、血圧、血中のコレステロールを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つ等、特定の保健の用途のために利用されることを目的とした食品です。消費者庁の許可を得て、「お腹の調子を整える」、「血圧が高めの方に適する」のように特定の保健の用途に適する旨を表示することができます。このマークが付いている食品が、特定保健用食品です。

特定保健用食品マーク

<特定保健用食品の種類>
●条件付き特定保健用食品 ●特定保健用食品
(規格基準型)
●特定保健用食品
(疾病リスク低減表示)

特定保健用食品のうち、特定保健用食品として許可を得られるまでの科学的根拠のレベルには届かないけれども、一定の有効性が確認されている食品です。「○○を含んでおり、根拠は必ずしも確立されていませんが、△△に適している可能性がある食品です。」のように科学的根拠が限定的であることがわかる表示をすることを条件に許可されています。
条件付き特定保健用食品には、新たに定められた下図の「条件付き特定保健用食品」の許可証票がつけられます。

条件付き特定保健用食品の許可証票

条件付き特定保健用食品の許可証票

特定保健用食品のうち、これまでの許可件数が多く科学的根拠が蓄積したと考えられるものについて、規格基準が定められています。
この規格基準を満たしているとして許可されたものを特定保健用食品(規格基準型)といいます。
特定保健用食品において、「疾病のリスクを低減させるのに役立つ」という表示をすることが認められているものです。
許可される表示の内容は、関与する成分を摂取することによって疾病のリスクが低減することを、医学的・栄養学的に認められ、確立されているもののみです。

PICK UP5

栄養機能食品とは

主に、ビタミン、ミネラルといった身体の健全な成長、発達、健康の維持に必要な栄養成分の補給・補完を目的とした食品です。国が定めた規格基準に適合していれば、自己認証により表示を行うことができます。国への許可や届出は必要ありません。 現在、17成分について規格基準が定められています。

表示が可能な成分
・亜鉛 ・カルシウム ・鉄 ・銅 ・マグネシウム ・ナイアシン ・パントテン酸 ・ビオチン ・ビタミンA ・ビタミンB1 ・葉酸 ・ビタミンB2 ・ビタミンB6 ・ビタミンB12 ・ビタミンC ・ビタミンD ・ビタミンE

表示例
栄養素 上限・下限量 機能 注意事項
カルシウム 210mg~600mg カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではりません。1日の摂取目安量を守ってください。

PICK UP6

特別用途食品とは

「カロリー制限が必要な人に適する」「高血圧患者に適する」等、健康の保持・回復などの特別な用途に適する旨、医学的、栄養学的表現で記載することを消費者庁が許可した食品で、病者用食品、妊産婦・授乳婦用粉乳、乳児用調製粉乳、えん下困難者用食品、特定保健用食品があります。(特定保健用食品については、特別用途食品制度と保健機能食品制度の両制度に位置付けられています。)

特別用途食品のマーク

特別用途食品のマーク

※マーク下の「区分」の部分には「乳幼児用食品」「妊産婦用食品」等とそれぞれの用途が記載されています。


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