公正マークって何?

コアラ博士、教えて!
隣の男子小学生、今度は春休みの宿題か?
今日はママのお手伝いで、買い物なんだよ。
はちみつを買って来てって、『公正マーク付きの純粋はちみつ』って書いたメモを渡されたんだけど、公正マークって、いったい何なの?
しっかり者のお母さんじゃのう。 少し話は長くなるが、昭和30年代に、牛肉の缶詰として販売され、牛のイラストまで付いていた缶詰の中身が実は鯨の肉だったという事件があったんじゃ。表示を信じて買った人は騙されておったわけじゃよ。この事件をきっかけに、こうした「不当表示」を禁止するために「景品表示法」というものができたんじゃ。
しかし、この法律だけで多種多様な商品について具体的に何が不当表示なのかを規定するのはとうてい無理じゃろ。
そこで、公正取引委員会の指導のもと業界が表示や景品について自主的に定めたルールを「公正競争規約」として認定する制度が、景品表示法の第12条に設けられたんじゃ。
その公正競争規約に従って表示をおこなっているものに付いておるのが「公正マーク」というわけじゃ。
難しいな~。
公正マークが付いているものと、そうでないものはどう違うの?
例えば、はちみつについて定める「はちみつ類の表示に関する公正競争規則及び同施行規則」では、純粋であることを表したい場合には「純粋」か「Pure」のどちらかを使うよう定めておるんじゃ。「天然」「生」「ナチュラル」など、純粋であることをイメージさせる他の文言を使うことは禁止しておるぞ。しかも、はちみつを加工した精製はちみつや添加物が含まれておるものには、「純粋」や「Pure」の表示をすることができないんじゃ。

公正マークの付いていない商品だと、「純粋」と書いてあっても何を基準に純粋といっているのかわからんが、公正マーク付きのものは公正競争規約に従って表示しておるわけだから、安心じゃろ。
公正マーク付きの純粋はちみつを頼んだお前さんのお母さんは、精製はちみつや添加物入りではないものが欲しかったわけじゃな。
他にはどんなものに公正マークが付いてるの?
牛乳、生めん、ハム・ソーセージ、みそなどの身の回りの食品に付いておるぞ。
牛乳なんて毎日飲んでるけど、全然気づかなかったよ。
なんだか面白そうだから、春休みの自由研究のテーマにしようかな。
それはいいぞ。公正マークに限らず、いろいろなマークを調べてみてはどうじゃ。
商品やサービスを賢く選択して利用するために、表示を正しく読み取る力を備えることはわれわれ消費者にとって大事なことじゃからな。

PICK UP1

ニセ牛缶事件

昭和35年、牛肉缶詰にハエが入っていたという届け出をうけて東京都の衛生局が肉を調べたところ、缶詰の中身は牛肉ではなく鯨肉であると判明した。昭和37年の景品表示法の制定のきっかけとなった事件。

PICK UP2

景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)

「商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止」して「公正な競争を確保し、もって一般消費者の利益を保護すること」を目的とした独占禁止法の特例法。商品・サービスについて実際よりも優れていると思わせるような表示を「不当表示」として禁止し、商品にオマケをつけるなどの「景品提供」の価格や総額を制限している。

PICK UP3

いろいろな公正マーク


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