甘さひかえめチョコにママ激怒!

コアラ博士、教えて!
おう隣の男子小学生、すっかり日焼けして。
今日はどうしたんじゃ。
今日はパパのことで相談なんだ。
実はうちのパパ、大の甘いもの好きなんだけど、会社の健康診断で何とかシンドロームって言われて、ママから甘いもの禁止令が出てるんだ。
メタボリックシンドロームじゃな。わしも人のことは言えんが・・・・・。
そう言えばお前さんのお父さん、近頃、貫禄が出てきたようじゃな。
それなのに昨日、こっそりチョコレートを食べているところをママに見つかって大変だったんだ。
パパが「“甘さひかえめ”ってパッケージに書いてあるから大丈夫だよ」って言い訳したら、「全然わかってないわ。”甘さひかえめ”だからって、糖分やカロリーが少ないとは限らないのよ!」って、ママはもっと怒っちゃったんだ。
さすがじゃのう。お母さんの言うとおりじゃ。
お母さんが甘いものを禁止したのは、お父さんに糖分やカロリーの摂取を少なくして欲しいという気持ちからじゃろ。
“甘さひかえめ”というと、何となく糖分やカロリーがひかえてあるような印象を受けるかもしれんが、実際に糖分やカロリーの量が少ないかどうかはわからんぞ。
“甘さひかえめ”は単に味に関する表現に過ぎんからな。
だからママは怒ったのか。
ところで、パパは仕事中に飲む缶コーヒーを“糖分ひかえめ”に変えたらしいんだけど、こっちはどう?
“糖分ひかえめ”のほうは期待できるぞ。
と言うのはな、食品に含まれる糖分などの栄養成分やカロリーについて、「ひかえめ」「カット」「ノン」などの強調した表示をする場合、健康増進法で栄養表示基準を満たすことが定められておるんじゃ。
“糖分ひかえめ”は糖類に関する強調表示に該当するから、飲み物に表示するためには、100mlあたりの糖類が2.5mg以下であることが栄養表示基準で定められておる。
よく見かける“ノンカロリー”という強調表示は、食品なら100gあたり、飲み物であれば100mlあたりのエネルギーが5kcal未満のものにしか使えないんじゃ。
栄養表示基準は強調表示をする際に守るべきルールというわけじゃな。
そうなんだ~。
そう言えば、さっきコンビニで買ってきたお菓子の中にも強調表示ってあるのかなぁ?
どれどれ。
このスナック菓子には“カルシウムたっぷり”とあるが、これも強調表示にあたるぞ。
栄養表示基準によれば、食品100gあたり210mg以上のカルシウムが含まれておるはずじゃ。
やったー!何だか体に良さそう。
待て待て、たとえカルシウムたっぷりでも、カロリーや糖分もたっぷりでは体に良いとは言えんぞ。
こういう時は、パッケージの裏にある「栄養成分表示」も合わせて確認するんじゃ。食品に含まれておるカロリーや主要な栄養成分について、100g単位や1包装単位などでの量が表示されておる。
初めて見たよ。他のお菓子や飲み物にも付いているのかな・・・。
すべての食品に表示が義務付けられているわけではないが、国民の健康意識の高まりをうけて最近では表示してあるものが増えておる。
これからは注意して見るようにしてはどうじゃ。
わかったよ。
早速パパにも教えてあげなきゃ! 博士ありがとう。

PICK UP1

強調表示

食品に含まれるカロリーや栄養成分についての以下のような表示をすることを強調表示と言います。

  • 「○○入り」「△△添加」「××供給」や「高○○」「△△豊富」「××たっぷり」など、含んでいる、あるいは高い旨の表示
  • 「○○ゼロ」「ノン△△」「××無」や「低○○」「△△ひかえめ」「ダイエット××」など、含んでいない、あるいは低い旨の表示
  • 「○○%アップ」「△△g増」「×割強化」や「○○%カット」「△△g減」「×割低減」など、他の食品に比べ強化した、あるいは低減した旨の表示
<栄養表示基準に基づく含有量の例>
表示 栄養表示基準
食品100gあたり 飲料や液状の食品100mlあたり
カロリーゼロ
ノンカロリー
5kcal未満
カロリーオフ
カロリーひかえめ
40kcal以下 20kcal以下
ノンシュガー
無糖
0.5g未満
低糖
糖分ひかえめ
5g以下 2.5g以下
カルシウムたっぷり 210mg以上 105mg以上
食物繊維豊富 6g以上 3g以上

PICK UP2

栄養成分表示の例
栄養成分表示 1袋(25g)あたり
エネルギー 125kcal
たんぱく質 2.0g
脂質 6.2g
炭水化物 15.2g
ナトリウム 120mg


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