自動車の契約について

「中古車を購入する契約をしたが、家族に反対されたので解約を申し出たら、高額なキャンセル料を請求された。」という相談がよくあります。自動車は取引形態の特殊性からクーリング・オフの適用除外になっています。

1.自動車契約の成立時期

(1)現金購入、自社割賦の場合

日本自動車販売協会連合会の自動車注文書標準約款では、

  1. ①自動車の登録がなされた日(ナンバープレートを取った日)
  2. ②購入者の注文による改造・架装・修理に着手した日
  3. ③自動車の引き渡しがなされた日

のいずれか早い日に契約が成立するとしています。

(2)クレジット契約の場合

  • 自動車販売金融会社協議会の標準約款
    信販会社が販売店に承諾通知をした時に契約は成立しますが、その効力は、上記①~③のいずれか早い日に発生します。
  • 日本クレジット協会会員の約款
    販売店が信販会社に立替払契約の申し込みをした時に契約成立となりますが、その効力は「立替払契約の成立時に発生する」とすることが一般的です。

2.キャンセルについて

(1)契約成立前

契約成立前のキャンセルは自由です。販売店は車庫証明などかかった実費を請求することができますが、得られたであろう利益は損害として請求することはできません。

(2)契約成立後

契約成立後に契約を解除する場合、「合意解除」と「法定解除」のいずれかのケースが考えられます。
「合意解除」とは、契約成立後、一方からのキャンセルの申し入れに対して、相手方からキャンセルに応じる条件を示す等して、双方の合意によって契約を解除することを言います。
「法定解除」とは、契約成立後、催告をしてもどちらかが契約の義務を果たさなかった場合には、相手方に法定解除権が与えられ、一方的に契約を解除することを言います。

(3)未成年者のキャンセル

未成年者契約が取消されると、契約ははじめからなかったことになり、キャンセル料や損害金を支払う必要はありません。

参考サイト

一般社団法人 自動車公正取引協議会
http://www.aftc.or.jp/index.html
自動車不具合情報ホットライン

国土交通省では、迅速なリコールの実施やリコール隠し等の防止のため、「自動車不具合情報ホットライン」を通じて、車に発生した不具合情報を収集しています。