消費者教育コーディネーターの活動

学校への消費者教育

南養護学校(熱田区)に行ってきました

2月20日 第2・3・4時限
南養護学校(熱田区) 高等部1年A「お金を知って買い物をしよう」
B「大事なお金を上手に使おう」
C「情報を生かして商品を選ぼう」

Aグループでは、100円という商品の値段について、100円を店の人に渡せば100円の商品を受け取ることができることを説明しました。その後、100円を持って店に行き、好きな飲み物やパンを1個、100円を払って買う練習をしました。
Bグループでは、お母さんからお昼ご飯にお弁当を買うように500円をもらった子が、店頭で見つけた漫画本を買ってしまいおなかを空かせて困っている場面を劇で演じました。そして、限りのあるお金の中で「必要な物」と「欲しい物」とを分けて考えてから買い物をすることが大切であることを伝えました。その後、500円で必要なノートと欲しい食べ物と飲み物を買う練習をしました。最初に買い物をした生徒は好きな飲み物とパンを選び、嬉しそうにレジに来ました。たくさん並んだ商品に目移りしたのか、必要なノートを買うことを忘れていました。次々に商品を選びレジで計算してもらうと500円を超えてしまう生徒もいましたが、自分で商品を返して持っているお金で買い物をすることができました。次に、携帯やスマホを使うこともあるため、安全な利用の仕方を学びました。最後に、お金を貸してと言われたときの断り方を練習しました。しつこく迫るコーディネーターの誘いに思わず乗ってしまいそうになる生徒に対して、見ている生徒から「ダメ」「貸したらダメ」と演じている生徒に応援の声がかかりました。
Cグループでは、4種類のハムのパッケージから情報を収集し、その情報を基に自分が一番お気に入りのハムを選びました。「Aが安くてお得」「Bが高級でおいしそう」「Bの賞味期限が一番長い」「Bは加熱せず食べられると裏に書いてある」「Cは切り落としでいろいろな料理に使える」というように、値段や枚数、賞味期限の他、パッケージの表示を参考にして選ぶことができました。
そして、携帯やスマホ、電子マネーの使い方を学習した後で、キャッチセールスから身を守る方法を練習しました。アンケートに答えてはいけないことは分かっていても、「ライブのチケットを差し上げます」という甘い言葉に気持ちが揺らいでしまう生徒もいました。言葉巧みに迫ってくる人に「アンケートはしません」とはっきり断ることができるようになることを期待しています。

コーディネーターよりひとこと

本年度から授業のお手伝いを始めた南養護学校。3年生、2年生に続き、今回の1年生の授業で高等部全学年での取り組みができました。1年生は先生からのご要望が多岐にわたっていたので、限りある時間でどこまでできるか、授業の構成に苦慮しました。例えば、Bグループ。90分で「予算内で考えて買い物をする体験」「携帯やスマホの注意点」「お金の貸し借りのロープレ」の3つのメニューを希望されました。今までの養護学校では買い物だけで90分、携帯・スマホ、ロープレは別の日に90分という枠組みでした。時間が足りないのではないか、異なるテーマを次々行えば、生徒が混乱するのではないかといった懸念がありました。そこで、まず、一人目のコーディネーターが通常より導入をコンパクトにした買い物体験を担当。そして、時間が少ない中、あえて休憩を挟み、次に別のコーディネーターが携帯・スマホ、ロープレを担当しました。休憩は前後の時間調整を可能にし、進行役を替えたことと併せて生徒の切り替えを助けたようです。難しいと思っていた展開でも、工夫すれば決して不可能ではないと感じた一日でした。