ハッピーのこども消費者クイズ

詳しい解説(保護者向け)小学生編

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上級コース

  問題 正解 解説
1

買ってもらったばかりの携帯電話にメールが届いた。開くと「ご利用ありがとうございます。料金3万円を3日以内に払わないと自宅まで行きます」と書いてある。

(1)書かれている連絡先に問い合わせする
(2)親に相談する

2

子ども向け解説

メールは便利だけど、よくわからない請求や、しつこい勧誘などの迷惑メールが届くこともあるよ。知らない相手からのメールは開かずに、まず親や先生に相談しよう。

保護者向け解説

不特定多数へ一方的に送りつける架空請求メールです。アンケートや懸賞サイトの応募などでアドレスを知られた可能性があります。驚いて連絡をすると、電話番号が知られ、名前や住所などの個人情報を巧みに聞き出されます。

2

携帯ゲーム機で、ゲームサイトを見ていたらアダルトサイトに入ってしまった。「登録しました。5万円お支払ください」とある。

(1)サイトに連絡して払えないと言う
(2)親に相談する

2

子ども向け解説

サイトに連絡しないで、すぐに親や先生に相談しよう。ネット上では、よくわからないうちに別の画面に入ってしまうことがあるので注意しよう。

保護者向け解説

申込みの意思もないのに一方的に登録された場合、契約は成立していないため、支払義務はありません。万一、契約が成立している場合でも、未成年者取り消しを主張できます。未然防止にフィルタリングサービスを活用しましょう。

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3

本屋さんでアイドルグループの写真集を予約した。でも友だちが貸してくれることになったので予約をキャンセルしたい。

(1)本を受け取っていないのでキャンセルはできる
(2)自分の都合でのキャンセルはできない

2

子ども向け解説

予約した時点ですでに契約は成立しているから、自分の都合で勝手にやめることはできないよ。キャンセルできるかどうかはお店の判断に従うことになるよ。

保護者向け解説

予約の時点で写真集の売買契約は成立しています。一旦成立した契約は守らなければなりませんから、自己都合でキャンセルする場合には違約金を請求されることもあります。

4

コミック雑誌の申込みハガキで「幸せを呼ぶ四ツ葉のクローバーブレスレット」を買った。でもちっとも幸せになれそうにないので返品したい。

(1)必ず返品できる
(2)返品できない場合もある

2

子ども向け解説

雑誌やテレビなどの広告を見てハガキや電話で申込む買い物は通信販売といって、返品できるかどうかは広告に書いてある返品条件しだいだよ。
幸せはお金で買えるものではないよね。

保護者向け解説

特定商取引法により、通信販売では広告に返品可能かどうか記載することが義務づけられています。購入前に実物を確認できない通信販売の利用時には、返品条件を必ず確認しましょう。

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5

おもちゃ屋でカードの詰め合わせを買った。「全部新品でお買い得だよ」とお店の人は言っていたのに、開けたら中古のカードやキズのあるカードが交じっていた。返品したい。

(1)返品できる
(2)返品できない

1

子ども向け解説

全部新品というのはウソだったので、契約(けいやく)を取り消して返品できるよ。キズや汚れのある不良品は、そうでない商品に交換を求めることができるよ。

保護者向け解説

全部新品と嘘の説明をされたことは消費者契約法上の「不実告知」にあたり、契約を取り消すことができます。商品に不具合があった場合には、不具合のない商品に交換するように求めることができます。

6

月謝を半年分前払いしているピアノ教室をやめることになった。レッスンを受けていない分は全額返金してもらえる?

(1)全額返金される
(2)全額返金されない場合もある

2

子ども向け解説

ピアノ教室と契約(けいやく)した時の取り決めに従うことになる。返金額が思ったより少なくなることもあるよ。期間の長い契約をする時は、途中(とちゅう)でやめた場合にどうなるかも確認しておこう。

保護者向け解説

レッスンを受けていない部分の返金を求めることは可能ですが、ピアノ教室の規約によっては違約金が発生します。一切返金しないという規約は消費者契約法上の「不当条項」として無効を主張できる可能性があります。

7

契約トラブルで困ったときにはどこに相談する?

(1)裁判所
(2)消費生活センター

2

子ども向け解説

消費生活センターでは消費者と事業者との間で起きた契約(けいやく)トラブルの解決のための相談ができるよ。裁判所は相手を訴える(うったえる)時に利用する機関だね。

保護者向け解説

消費生活センターは消費者と事業者間の契約トラブルについて消費者からの相談を受付け、解決のためのお手伝いをしています。相談は無料で、秘密は厳守されます。少しでもおかしいと思ったら早めに相談しましょう。

8

英会話教室に通いたい。かしこい選び方はどっち?

(1)TVで宣伝(せんでん)をしているところが安心だ
(2)複数の教室を調べて内容や価格を比較してみる

2

子ども向け解説

イメージだけで選ぶのではなく、英会話を習う目的をはっきりさせ、その目的を達成するにはどんな教室がいいのか考えてみよう。授業料や通いやすさなども選ぶポイントだね。

保護者向け解説

子供と一緒に商品やサービスを選んでみましょう。インターネットやパンフレットなどで比較検討すると同時に、何を基準に選ぶのかを明確にさせることが満足できる買い物につながります。

9

JISマーク

JISマークの説明で正しいのはどっち?

(1)日本産業規格に基づいて製造された製品についている
(2)製品安全協会が安全と認定した製品についている

1

子ども向け解説

JISマークは、日本産業規格(JIS)の品質・性能や安全性などの基準に合格した製品に表示することができるマーク。ノートや電池などにもついているよ。買い物のときに探してみよう。

保護者向け解説

SGマーク

(2)はSGマークの説明です。SGマークのついた製品には、欠陥により人身事故が起きた場合に備え、1億円を限度とする対人賠償保険が付いています。マークの意味を知り、商品の選択に際して役立てましょう。

10

ビーズ付きのTシャツの裏のタグに付いていたこの記号。どういう意味?

(1)絶対にぬらしてはいけない
(2)洗濯の時に水洗いはできない

2

子ども向け解説

これは衣類の家庭での洗濯方法を示す絵表示だよ。汗で汚れがちな夏用の服だと、水洗いができないと困るよね。衣類を買う時には表示の確認をしよう。

保護者向け解説

衣類には家庭用品品質表示法に基づき、洗濯方法や繊維の組成が必ず表示されています。商品を選択する際には、デザインや価格だけでなく、使い方を想定した上で手入れの方法や素材も重要な情報として考えましょう。

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