ハッピーのこども消費者クイズ

詳しい解説(保護者向け)小学生編

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初級コース

  問題 正解 解説
1

学校の友だちから「このメールを8人に回すとあなたの願いがかなうよ」と書かれたメールが届いた。

(1)友だちに回す
(2)無視する

2

子ども向け解説

これはチェーンメールと呼ばれる迷惑メールの一種だよ。本当かどうか確認のしようがない情報を、軽い気持ちで他人に回すのはやめよう。

保護者向け解説

「恐ろしいことが起こる」「両想いになれる」「募金活動をしている」など、さまざまな内容で転送を促す迷惑メールです。どのような内容であれ真偽の確認ができない情報を広げてしまうことは、ただの迷惑行為です。

2

サイトで見つけたアニメの主人公のイラスト。コピーして自分のブログに張り付けても大丈夫?

(1)張り付けてよい
(2)無断で張り付けてはいけない

2

子ども向け解説

アニメやマンガ、音楽作品には「著作権(ちょさくけん)」というものがあって、無断で使うと罪に問われることがあるよ。

保護者向け解説

音楽や映像、文章などには「著作権」があり、著作権法による保護がはかられています。複製、販売、アップロードなどの著作権侵害は犯罪であり、著作権者に経済的な不利益を与えたとして、損害賠償を請求される場合もあります。

3

ゲームサイトで最近友だちになった相手から、メールアドレスを教えてとメッセージがきた。

(1)会ったこともない人には教えない
(2)もっと親しくなりたいから教える

1

子ども向け解説

サイト上のやりとりだけでは相手がどんな人かわからないね。悪意を持って近づいてくる大人かもしれない。簡単に自分の情報を教えてはいけないよ。

保護者向け解説

子供はゲームサイトやコミュニティサイトで知り合った人の言う事を比較的簡単に信じてしまいます。ネット上の情報はあくまで自己申告情報に過ぎないこと、簡単に個人情報を教えるのは危険であることを子供に教えましょう。

4

友だちにケータイを「一日だけ貸して」と頼まれた。

(1)貸す
(2)貸さない

2

子ども向け解説

友だちがたくさん利用してしまったらどうする?料金を支払うのは、ケータイの契約者だよ。アドレス帳やメールの記録をコピーされるかもしれないね。頼まれても断ろう。

保護者向け解説

携帯電話は、きちんと管理をしないと、思わぬ高額な料金の請求や個人情報の流出につながることがあります。子供に持たせる際は、他人に貸さない、落とした時はすぐに親に報告するなどのルールを決めておきましょう。

5

テレビのCMを見ていると、電話するだけでお金を貸してくれるところがあるみたい。

(1)困ったときにはそこに電話すればよい
(2)そんなに簡単にお金を貸すということは、何か気をつけないといけないことがある

2

子ども向け解説

お金は働いて得るものであり、簡単に借りるものではないよ。簡単に借りることができても、返す時には高い利息(りそく)を払わなければならないんだ。

保護者向け解説

多重債務や自己破産の増加が大きな社会問題となっているにもかかわらず、消費者金融のCMは、借金が簡単で当たり前だという印象を子供達に与えてしまいます。安易な借金の危険性について繰り返し子供に教えましょう。

6

お店で商品を買ったときレシートを渡された。

(1)必ずもらう
(2)じゃまになるから受け取らない

1

子ども向け解説

レシートは商品代金を支払った証拠(しょうこ)だよ。必ず受け取りしばらく保管しておこう。

保護者向け解説

レシートは必ず受領する習慣を身につけさせましょう。お金を使った記録になり、もし商品の不具合などがあった際には購入日や購入先等を特定する大切な証拠にもなります。

7

お母さんから買い物を頼まれた。スーパーのレジのところに大好きなお菓子があったのでついでに買おうかな?

(1)お母さんのお金だから勝手に使うのはいけない
(2)お金は後で返せばよいから買う

1

子ども向け解説

そのお金は、お母さんから買い物のために預かったお金であなたのものではないよ。勝手に使ってはダメ。

保護者向け解説

物を買う時に払うお金は、家族が働くことによって得た貴重なお金です。お小遣いはその大切なお金の中から与えていることや、親戚からのお年玉は親のお付き合いのおかげでもらえることも教えておきましょう。

8

友だちがかわいいえんぴつを持っていた。買いたいけど今月のおこづかいは使ってしまった。どうする?

(1)お母さんに買ってもらう
(2)買うのをがまんする

2

子ども向け解説

使えるお金には限りがあるもの。足りないときは本当に必要なものかよく考えて、あきらめるか、必要額を貯めてから買うなどのやりくりができるようになろう。

保護者向け解説

お小遣いのやりくりは、限られた予算の中で、自分の欲求をどう実現するのかを子供に練習させるための良い方法の1つです。欲しいものだけでなく、学校で使う文房具など必要なものも、お小遣いで賄わせるとよいでしょう。

9

法律上の契約はどっち?

(1)スーパーでお菓子を買った
(2)友だちと映画を見に行く約束をした

1

子ども向け解説

法律上の契約(けいやく)とは、「法的な責任が生じる約束」のこと。お菓子を買う時には、スーパーには「お菓子を渡す」、あなたには「お金を払う」という責任が生じているんだよ。

保護者向け解説

法律上の契約には、単なる約束とは違って法的な責任が生じます。契約内容を守らないと、相手から「違約金」や「損害賠償」を請求され、裁判に訴えられることもあります。契約をする際には、慎重な判断が必要です。

10

文具店でシャープペンシルを買って使おうとしたらこわれていた。

(1)お金を払ったのであきらめる
(2)文具店にレシートを見せて、交換してもらう

2

子ども向け解説

こわれていないシャープペンシルに交換してもらえるよ。こんなときに、買ったことを証明できるレシートが必要になるよ。

保護者向け解説

売り主である文具店に、不具合のない商品に交換するように求めることができます。また、文具店を通じて不具合の情報がメーカーへ伝わることで、将来的な品質の改善につながります。

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