STOP!子どもの転落事故
更新日:2024年2月1日
- 幼い子どもの保護者の多くが転倒・転落のヒヤリハットを経験しているのではないでしょうか?
痛ましい事故を防ぐために、幼い子どもたちの過ごす場所や家庭用品の「リスク」を知って具体的な対策をしましょう!
特に、窓の周辺に置かれた棚やソファ、ベランダの柵付近の植木鉢は踏み台になり、大きなけがにつながりますので移動させましょう。エアコンの室外機にも注意が必要です。また、危険回避のために網戸や転落防止用の柵などの点検は重要です。大きな力にも耐えられる強度が必要です。見た目に異常がなくても、窓や網戸のがたつきや異音・ボルトのゆるみなどの点検を定期的に行いましょう。外遊びの際もリスクを念頭に子どもの周囲に気を配りましょう。詳しくは、消費者庁のホームページ(下記リンク)を参照してください。
子どもの転落事故に注意!ー落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止をー(消費者庁)(外部リンク)(外部リンク)
入院を必要とした転落事故
消費者庁が実施した調査(2022年)※1では育児経験のある消費者の約40%が子育て中に転落事故の経験があり、その中の30%が医療機関を受診したと回答しています。日常生活の中で、多くの転落事故が発生している状況です。入院を必要とした事例では、顔面・頭部・首の損傷の割合が多くなっています。「遊具やハイチェアからの転落」・「階段からの転落」・「ソファやベッドからの転落」・「抱っこやおんぶひもからの転落」・「窓やベランダからの転落」といった事故情報が関係機関に寄せられています。
※1:調査内容<子ども用製品とサービスに関する安全についての消費生活意識>下記リンク参照
※1:調査内容<子ども用製品とサービスに関する安全についての消費生活意識>下記リンク参照
消費者庁NewsRelease 令和4年度第1回消費生活意識調査結果について(消費者庁)[PDF:245.5KB](外部リンク)(外部リンク)
転落事故の特性
◆窓を開けたり、ベランダに出る機会が増える初夏から秋に転落事故が増加
◆特に活発に動く3歳から4歳児の転落事故が最も多い
◆低層階(1階・2階)からの転落であっても入院が必要とする事例が多い
◆窓が開いた部屋で、子どもだけで遊んでいる時に発生した事例が多い
子どもの転落事故防止のためのポイント
「窓やベランダからの転落事故防止」
◆周辺の環境づくり
①窓や網戸に子どもが外せない補助錠設置(換気の際に要確認!)
②窓やベランダの手すり付近に物を置かない(エアコンの室外機など)
③窓、網戸、ベランダの手すり等の劣化を定期的に安全点検
◆子どもの見守り・子どもの教育
①幼い子だけの留守番はなるべく避ける
②窓を開けた部屋やベランダに子どもだけで遊ばせない(隙間時間を作らない)
③窓枠や出窓に座らせない。窓枠や網戸に寄りかかれないような工夫
④子どもへの言い聞かせ(月齢や年齢にあわせて理解できるように)
ハッピーからのアドバイス
子どもから「一瞬たりとも目を離さないでいる」ことはできません。見守りには「100%は無い」と考えましょう。子どもの見守りとともに、転落事故が起こらない環境作りが大切です。
動画「子どもの転落事故防止」
団体・企業のみなさまへ
- 子どもの転落事故防止啓発ポスター(左図)や啓発リーフレット(下記リンク参照)を店舗等で掲示・配架して、周知・啓発にご協力いただける団体・企業様を募集中です。
名古屋市スポーツ市民局市民生活部消費生活課消費生活係までご連絡ください。
E-mail:a2229679@sportsshimin.city.nagoya.lg.jp
リーフレット「子どもの転落事故に注意!」ダウンロード(PDF 694.78KB)
- PDFをご覧いただくには
- PDF形式のファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。パソコンにインストールされていない方は以下よりAdobe Readerをダウンロードしてご覧下さい。