HIFU施術を受けたら「顔に麻痺やしびれが残った」などのトラブルが発生しています!
更新日:2023年12月18日
顔のたるみやしわ、ほうれい線の改善を目的に「HIFU施術」を受けたら、顔に長期間の麻痺やしびれが残ったり、熱傷を負い、跡が残るなどのトラブルが発生しています。
「HIFU」は高密度焦点式超音波の略で、皮膚を傷つけずに表面から数ミリ深いところを超音波で高温加熱するものです。前立腺がんの治療などに使用される技術ですが、近年エステサロンや美容クリニックでの施術にも転用されています。HIFU施術は神経や血管の位置など解剖学の知識を必要とし、医師の医学的判断と技術がなければ人体に危害を及ぼすリスクの高い難しい医療行為です。セルフエステなどでHIFU機器が使用できる店舗もありますが、エステ業界の主要団体ではHIFU施術を禁止しています。
HIFU施術には必ずリスクがあります。リスクがないとうたっていたり、リスクについての記載がないサイトの情報をうのみにするのはやめましょう。施術を受けようと思う場合は、必ず医師による施術を選択し、エステサロンなどで受けてはいけません。
関連リンク
「コラムVol.02 エステサロンなどでのHIFU施術にはリスクがあります」消費者庁(外部リンク)
「エステサロンなどでのHIFU機器による施術でトラブル発生!―熱傷や神経損傷を生じた事例も-」国民生活センター(外部リンク)