調理中ガスオーブンの扉のガラスが突然割れた!
更新日:2016年6月30日
電化製品
平成26年度
相談内容
4年前に設置したビルトインガスオーブンレンジを使用して、食パンを焼いていたところ突然異音とともに扉のガラスにひびが入り、破片の一部が周囲に飛び散った。また同様のことが起こると危険なので原因を調査してほしい。
テスト結果
現況
扉のガラスが細かく割れ、一部がフロアーに飛び散っている。
割れたガラスは厚さ3.2mmの強化ガラスでした。
割れたガラスは厚さ3.2mmの強化ガラスでした。
調査
割れたガラスの破面を顕微鏡で拡大して調査したところ、ガラスの中の異物を中心に亀裂が広がっていることがわかりました。
また、この異物を分析したところ、ガラスの製造過程で生成される「硫化ニッケル」という物質であることが判明しました。
また、この異物を分析したところ、ガラスの製造過程で生成される「硫化ニッケル」という物質であることが判明しました。
結果
調査の結果、温度の変化に伴うガラス内に残留した異物の体積膨張により、ガラス内部で微細な亀裂が発生・進展し破壊に至ったものと推定されました。
アドバイス
製造上の著しい欠陥がある場合、メーカーの修理補償が得られる場合もありますので、サービス窓口とよく相談しましょう。
(この調査は、「独立行政法人 製品評価技術基盤機構」の協力で行いました。)
(この調査は、「独立行政法人 製品評価技術基盤機構」の協力で行いました。)