畳から繊維が出てくる！

畳から採取したという繊維が持ち込まれました。

目視では、繊維のかたまり、人毛、動物の毛、乾燥した植物などが混合しているように見えました。
また、顕微鏡による拡大検査、試薬による溶解検査、赤外線吸収スペクトルによる材質検査等で分析したところ、ほとんどはアクリル系の繊維であることが分かりました。また、人毛も一部繊維のかたまり内に混入していました。

相談品で持参された繊維は、アクリルの毛玉、人毛、動物の毛、乾燥した植物繊維などが混ざったものであると推定されました。
これらは、生活の中で発生したダストの可能性が高いと思われますが、実際の畳の状況を見ていないため断定はできませんでした。