混合水栓のゴムパッキンが劣化して黒い水が出た!

更新日:2016年9月12日

家庭用品

平成26年度

相談内容

10年以上前に設置したシングルレバー式の混合水栓を清掃するため、取扱説明書にそって吐水口部品を外して清掃したところ、黒いゴムパッキンが溶けたように劣化し、墨汁のような黒い液が出てきた。飲料に使用するため心配であり、原因を調査してほしい。

テスト結果

現状

混合水栓の内部に使用されている部品が持参されました。

調査

持参された部品のうち、劣化が予想されるゴムパッキンを顕微鏡で拡大して観察したところ、写真のように全体にひびが入り、劣化していることがわかりました。
製造者に問い合わせたところ、ゴムパッキンの材質は、通常のパッキン類に使用される合成ゴムであることが分かりました。

結果

ゴムパッキンの材質である合成ゴムが、10年以上の使用による経年劣化で水に溶けだしたため、黒い液体が出てきたものと判明しました。
合成ゴムは、年数が経過すると劣化しますが、特に、水道水に残留する塩素成分にさらされると劣化が早まることも知られています。

ハッピーからのアドバイス

パッキン類は経年劣化により変質しますので、定期的な交換が必要です。水の色や漏水などの異常が見られた場合は業者に点検を依頼しましょう。

ページの上部へページの上部へ