製品に関する苦情・相談事例
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混合水栓のゴムパッキンが劣化して黒い水が出た!
家庭用品平成26年度
10年以上前に設置したシングルレバー式の混合水栓を清掃するため、取扱説明書にそって吐水口部品を外して清掃したところ、黒いゴムパッキンが溶けたように劣化し、墨汁のような黒い液が出てきた。飲料に使用するため心配であり、原因を調査してほしい。
現状
混合水栓の内部に使用されている部品が持参されました。


調査
持参された部品のうち、劣化が予想されるゴムパッキンを顕微鏡で拡大して観察したところ、写真のように全体にひびが入り、劣化していることがわかりました。
製造者に問い合わせたところ、ゴムパッキンの材質は、通常のパッキン類に使用される合成ゴムであることが分かりました。

製造者に問い合わせたところ、ゴムパッキンの材質は、通常のパッキン類に使用される合成ゴムであることが分かりました。

結果
ゴムパッキンの材質である合成ゴムが、10年以上の使用による経年劣化で水に溶けだしたため、黒い液体が出てきたものと判明しました。
合成ゴムは、年数が経過すると劣化しますが、特に、水道水に残留する塩素成分にさらされると劣化が早まることも知られています。
合成ゴムは、年数が経過すると劣化しますが、特に、水道水に残留する塩素成分にさらされると劣化が早まることも知られています。