革靴の底がはがれた・・・!
更新日:2016年10月4日
衣料品
平成27年度
相談内容
雨の日に、はき始めて間もない紳士靴のつま先のソールがはがれ、水がしみこんできた。
商品に問題が無いか、調べてほしい。
商品に問題が無いか、調べてほしい。
テスト結果
現況
靴底の部分がはがれた紳士用の皮靴が持ち込まれました。
はがれていたのは左足用の靴で、右足用の方については、外見上の異常は見られませんでした。
靴の材質は、アッパーが本革製で、底の部分は合成ゴム製でした。
はがれていたのは左足用の靴で、右足用の方については、外見上の異常は見られませんでした。
靴の材質は、アッパーが本革製で、底の部分は合成ゴム製でした。
調査
本品と比較のために他のメーカの類似品3足を入手し、JIS規格の試験方法に従って、つま先及び表底のはく離強さの試験を実施しました(右図参照)。
その結果、比較購入品はすべてJIS規格を満足していましたが、相談品は、つま先のはく離強さが両足ともJIS規格を下回っていました。
表底のはく離強さも、左足用はJIS規格を下回っていました。
また、左足用のはく離面を観察したところ、右足用に比べて接着面積が非常に少ないことが
確認できました。
調査協力:独立行政法人 国民生活センター
その結果、比較購入品はすべてJIS規格を満足していましたが、相談品は、つま先のはく離強さが両足ともJIS規格を下回っていました。
表底のはく離強さも、左足用はJIS規格を下回っていました。
また、左足用のはく離面を観察したところ、右足用に比べて接着面積が非常に少ないことが
確認できました。
調査協力:独立行政法人 国民生活センター
結果
調査の結果、はく離強さが左足用は右足用に比べて若干低かったことが分かりました。
原因は、製造時に何らかの理由で左足用靴底の接着に不均一が発生、接着面積が減少したことによりはく離強さが低下ししたため、靴底がはがれたものと推定されました。
原因は、製造時に何らかの理由で左足用靴底の接着に不均一が発生、接着面積が減少したことによりはく離強さが低下ししたため、靴底がはがれたものと推定されました。