浴槽の底に赤い斑点ができる
更新日:2017年5月31日
住まい
平成27年度
相談内容
分譲マンションを購入し半年ほど経ったら、ユニットバスの浴槽の底に赤い斑点がいくつも付くようになった。表面をこすっても落ちず、建設業者に調査を依頼したが原因は分からず、水質には問題がなかった。原因を知りたいので調査してほしい。
テスト結果
現況
浴槽に付いたという異物をセロファンテープに付けて持参されました。赤や白い粒状の物が付いていました。
調査
(1) 顕微鏡観察
顕微鏡で観察したところ、赤褐色、白、黒色の様々な色彩を単独で持つ物質が混ざっていました。
(2) 蛍光X線顕微鏡による材質検査
蛍光X線顕微鏡により、異物の材質を検査したところ、ケイ素、アルミニウム、鉄、亜鉛が主成分として検出されました。
顕微鏡で観察したところ、赤褐色、白、黒色の様々な色彩を単独で持つ物質が混ざっていました。
(2) 蛍光X線顕微鏡による材質検査
蛍光X線顕微鏡により、異物の材質を検査したところ、ケイ素、アルミニウム、鉄、亜鉛が主成分として検出されました。
結果
赤い斑点については、蛍光X線顕微鏡での成分検査の結果、鉄が含まれていることから、水道管等からの酸化鉄が浴槽に付着したものと推定されました。
また、同時に検出されたアルミニウム及びケイ素については、相談者が赤い斑点を除去するために研磨剤入りの洗剤を使用していることから、その主成分であるケイ酸アルミニウムが検出されたものと推定されました。
また、同時に検出されたアルミニウム及びケイ素については、相談者が赤い斑点を除去するために研磨剤入りの洗剤を使用していることから、その主成分であるケイ酸アルミニウムが検出されたものと推定されました。