電気ストーブの電源プラグが異常に過熱する・・・

更新日:2019年9月25日

電化製品

平成30年度

相談内容

 5年ほど前にテレビショッピングで購入した電気ストーブの電源コードのプラグが、手で持てないほど加熱する。このまま使用して火災を起こしたら大変なので、異常に加熱する原因を調べてほしい。

テスト結果

現況

 相談者から、電源プラグ が異常過熱するという電 気ストーブが持ち込まれ ました。

調査

1 再現試験

 電気ストーブを運転して、新品のコードと相談品に付属していたコードについて、電気的性能とプラグ部の温度測定を比較測定しました。
 その結果、新品プラグは33℃でしたが、付属プラグは72℃ まで温度上昇して電源コードで異常に電気消費をしていることが分かりました。


2 X線検査

 電気ストーブ付属電源プラグと新品のプラグについて、X線装置によって内部の素線の状況を調査したとこ ろ、付属プラグは、プラグ出口付近の電線が異常に曲がっており、伸びている様子が確認できました。

結果

 検査の結果、電源プラグ出口付近のコード内の素線が、繰り返し引張られたり折り曲げられたために伸びて導体の断面積が減少、その部分で電気が流れにくくなって異常加熱したものと分かりました。

ハッピーからのアドバイス

 電源コードは紐ではありません。
 何回も引っ張ったり、曲げたり、巻いたりすることによって、内部の素線に負荷がかかり、断線したり発熱して火災や 火傷をする原因となることを忘れないでください。

ページの上部へページの上部へ