電球型の蛍光灯ランプが消えて室内に異臭が…
更新日:2015年9月14日
電化製品
平成26年度
相談内容
5年ほど使用した照明器具に付いていた電球型の蛍光灯ランプが使用中に消灯し、室内に異臭が立ち込めた。他の部屋にも同じ器具を使用しており、体に有害なものが発生しているのではないか心配なので調査してほしい。
テスト結果
現況
外見上、特に異常は感じられませんでした。
調査1
ソケット部のカバーを外したところ、カバーの内側に焦げたような変色が認められました。
調査2
更に点灯回路に使用されている電子部品を点検したところ、部品の一部が焼損しているのが見つかりました。
結果
電子点灯回路に使用されている、電子部品が故障により異常発熱、これにより周辺の部品も焼損したため、部品に使用されている樹脂が溶融して異臭が発生したことが判明しました。
なお、これに伴う人体への影響については、短時間の一時的なものであるため、特に問題はないと思われます。
なお、これに伴う人体への影響については、短時間の一時的なものであるため、特に問題はないと思われます。
調査協力:(独)製品評価技術基盤機構
アドバイス
今回の事例では、幸い大事には至りませんでしたが、電気製品の誤った取扱いをした場合や、使用環境、製品の故障などで、火災などの重大事故に結びつくこと も報告されています。製品使用中に異臭、異音、発熱、発煙などの異常を感じた場合には、すぐに使用を中止して、メーカーのサービス部門等へ点検依頼するこ とが大切です。