牛乳の紙パックに黒い点が付いていた
更新日:2015年12月8日
食品
平成25年度
相談内容
スーパーで購入した牛乳パックをリサイクルに出すためはさみで切ったところ、内部に黒い点が付いていた。体に害がないか心配なので調査してほしい。
テスト結果
現況
相談品は普通にスーパーの店頭で見られる1ℓの紙製の牛乳パックで、内側は防水を確保するためにビニールでコーティングされていました。
その内部の表面に黒い小さな点(写真1)が確認できました。
その内部の表面に黒い小さな点(写真1)が確認できました。
調査
顕微鏡にて、黒い部分を拡大して観察したところ、小さな木片に紙パルプの繊維が薄く付着しているのが観察されました(写真2)。
紙パックの製造中に、紙の原料の成分が混入したものと推定されました。
紙パックの製造中に、紙の原料の成分が混入したものと推定されました。
結果
黒い付着物は、紙の原料の成分と思われ、さらにビニールコーティングされているため、健康に害はないと思われます。