高齢の母が、チラシを見て近所にできた催眠商法(SF商法)の店に通い、高額な健康食品を購入してしまった
更新日:2021年9月15日
健康食品(サプリメント)
催眠商法(SF商法)
相談内容
80歳代の母が、「50円で食パンや日用品などを販売する」というチラシを見て、近所にできた店舗に通っている。話し上手な店員が気分を盛り上げてくれ、健康の話も聞けて楽しいようだ。友だちもでき、電話で誘われて出かけるようになった。先日、大量の健康食品が自宅にあるのを見つけたので母に聞いてみたところ、10万円もの健康食品を購入したという。大勢の人がいる締め切った会場で、格安の食料品や日用品を購入するうちに気分が高揚してしまい、契約してしまったようだ。母も後悔しているので解約したい。
対処方法とアドバイス
無料や格安の商品で人を集め、締め切った部屋で日用品や食料品などを数量限定で配るなどして競争心をあおり、気分を高揚させ、高額な商品を売りつけることを催眠商法(SF商法)と言います。特定商取引法で訪問販売として規制され、契約書を受け取ってから8日間はクーリング・オフができます。契約した母親本人から、クーリング・オフの通知を出しましょう。クレジットを利用している場合は、クレジット会社にも同時に通知を出します。
催眠商法(SF商法)は高齢者に多い相談ですが、楽しい気分になって何度も通ううちに次々と商品を購入してしまい、中には貯金を食いつぶしたという事例も見受けられます。いったん「楽しい気分」にさせられると、当事者はなかなか冷静な判断ができません。高齢者を見守る人は、日頃からこのような被害事例について話題にするとともに、不審な点に気がついた時には被害が拡大しないよう、声をかけてみましょう。高齢者は契約したことを後悔していても、誰にも相談できずに時間が経ってしまうことがあります。日ごろから、家族や地域の方々の見守りで、被害の未然防止や早期発見を心がけましょう。
催眠商法(SF商法)は高齢者に多い相談ですが、楽しい気分になって何度も通ううちに次々と商品を購入してしまい、中には貯金を食いつぶしたという事例も見受けられます。いったん「楽しい気分」にさせられると、当事者はなかなか冷静な判断ができません。高齢者を見守る人は、日頃からこのような被害事例について話題にするとともに、不審な点に気がついた時には被害が拡大しないよう、声をかけてみましょう。高齢者は契約したことを後悔していても、誰にも相談できずに時間が経ってしまうことがあります。日ごろから、家族や地域の方々の見守りで、被害の未然防止や早期発見を心がけましょう。
関連ピックアップ解説
掲載した相談事例は、当時の法令や社会状況に基づいた内容となっています。同様の商品又はサービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や発生の時期等により、解決内容が異なる場合があります。