入院や高齢者施設への入所に備えて、身元保証サービスを考えている。選ぶ時の注意点を教えてほしい。
更新日:2022年8月26日
その他
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相談内容
一人暮らしで、近くに頼れる親族もいない。病気になって入院することになったり、高齢者施設に入所することになった場合に備えて、身元保証サービスを検討している。どのような点に注意して選べばいいか、教えてほしい。
対処方法とアドバイス
身元保証サービスには、現在のところ、法律の規制等がなく各事業者毎に契約内容が異なりますが、入院・入所時の身元保証、日常生活をサポートする生活支援、葬儀の手配や納骨などを行う葬送支援、日常のお金の出入りを管理する金銭管理といったサービスを提供している場合が多いようです。料金プランも、基本料金にオプションで契約内容を選べるもの、サービスがセットになっているものなど様々です。
まずは、必要なサービスは何か、いつまでサービスを受けるのか、金額はいくら支払えるのかなどを自身で整理しましょう。その上で、複数の事業者から資料を取り寄せてよく説明を聞き、実際にサービスに係るスタッフの雰囲気や具体的なサービス内容を確認し、最も適切なものを選ぶようにしましょう。消費者庁から出ている啓発資料が参考になります。
まずは、必要なサービスは何か、いつまでサービスを受けるのか、金額はいくら支払えるのかなどを自身で整理しましょう。その上で、複数の事業者から資料を取り寄せてよく説明を聞き、実際にサービスに係るスタッフの雰囲気や具体的なサービス内容を確認し、最も適切なものを選ぶようにしましょう。消費者庁から出ている啓発資料が参考になります。
「身元保証」や「お亡くなりになられた後」を支援するサービスの契約をお考えのみなさまへ」[PDF](消費者庁)(外部リンク)
過去には、不要なオプションがついていた、サービスを受けると思いのほか高額になってしまう、預託金を請求されて返金できない仕組みになっていた、事業者が破綻してしまったといった相談もありました。中途解約できるのかや、その場合の預託金等の精算方法などについても確認しましょう。
また、受けたいサービスの内容によっては、介護保険や高齢者をサポートする事業を行う有償ボランティア等や、葬儀の手配や納骨などを行う「なごやかエンディングサポート事業」(名古屋市内に居住する方、子がいない方などの要件あり)を利用できる場合があります。お住いの地域包括支援センター等にご相談ください。
身元保証サービスが必要になるときは緊急の場合がほとんどです。せっかくの備えが十分に生かせるように、契約手続きが終わったら、周囲の人に契約しているサービス内容や事業者の連絡先を伝えておいたり、わかりやすいところに掲示しておきましょう。
関連リンク
- 身元保証などの高齢者サポートサービスをめぐる契約トラブルにご注意(国民生活センター)(外部リンク)
- 身元保証等高齢者サポートサービスの利用に関する留意事項について(消費者庁)(外部リンク)
- なごやかエンディングサポート事業(名古屋市社会福祉協議会)(外部リンク)
関連ピックアップ解説
掲載した相談事例は、当時の法令や社会状況に基づいた内容となっています。同様の商品又はサービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や発生の時期等により、解決内容が異なる場合があります。